スワップポイント

スワップポイント|計算方法・付与時刻・水曜3倍の仕組み

スワップポイントは、通貨間の金利差から生じる調整額です。日をまたいでポジションを保有すると、毎日自動で加算または減算されます。数日以上の保有ではスプレッドを上回るコストになることもあるため、計算方法と付与のタイミングを把握しておく必要があります。スワップフリー口座を選べば、これを一切発生させないこともできます。

付与タイミング

日次

3倍計上日

水曜

対象

全1,350銘柄

スワップフリー口座

発生なし

スワップポイントが発生する仕組み

通貨ペアの取引は、一方の通貨を買って他方を売る行為です。それぞれの通貨には政策金利があり、買った通貨の金利を受け取り、売った通貨の金利を支払うという関係が生じます。この差額がスワップポイントです。

スワップポイント = 買った通貨の金利 − 売った通貨の金利

高金利通貨を買い、低金利通貨を売る方向ならプラス。逆方向ならマイナスになります。実際の付与額はこの金利差に加え、当社が流動性提供者から受け取る条件を反映して決定されます。

スワップポイントは通貨ペアだけでなく、ゴールド、株価指数、株式CFD、仮想通貨を含む全1,350銘柄で発生します。これらは金利差ではなく、ポジションの保有にかかる資金調達コストとして計上されます。

スワップポイントは固定ではありません。各国の政策金利の変更、市場金利の変動、四半期末や年末の資金需給によって日々変動します。当社が一方的に不利な水準へ変更することはありませんが、金利環境の変化はそのまま反映されます。

付与されるタイミング

スワップポイントは、ニューヨーク市場のクローズ時刻(ロールオーバー)をまたいでポジションを保有している場合に計上されます。日本時間では冬時間で7:00頃、夏時間で6:00頃です。

ケーススワップの計上
ロールオーバー前に決済した発生しません
ロールオーバーをまたいで保有した1日分が計上されます
数分だけまたいで保有した1日分が計上されます
水曜のロールオーバーをまたいだ3日分が計上されます
土日に保有している計上されません(水曜に前倒しで計上済み)

重要なのは保有時間の長さではなく、ロールオーバーをまたいだ回数である点です。23時間保有してもロールオーバーをまたがなければゼロ、5分の保有でもまたげば1日分が計上されます。

水曜だけ3倍になるのは、土日分を前倒しするためです

為替の決済は約定の2営業日後に行われます。水曜に保有したポジションの決済日は金曜ですが、木曜に保有したポジションの決済日は土日を挟んで月曜になります。この3日分の金利を水曜のロールオーバーでまとめて計上するため、水曜だけ3倍になります。

マイナススワップの銘柄を保有している場合、水曜のロールオーバー前に決済すれば3日分の支払いを回避できます。逆にプラススワップの銘柄では、水曜をまたぐことで3日分を受け取れます。

3倍計上日は銘柄によって異なる場合があります。株価指数やコモディティでは金曜が3倍になる銘柄もあります。正確な計上日はMT4・MT5の「気配値表示」→ 銘柄を右クリック →「仕様」でご確認ください。

マイナススワップは何日でスプレッドを超えるか

短期売買ではスプレッドが主要コストですが、保有期間が延びるとスワップが逆転します。USD/JPYを1ロット売り、マイナススワップが1日290円だと仮定した場合の累積です。

保有期間計上日数累積スワップスプレッド1,200円との比
1日1日分−290円0.24倍
1週間7日分−2,030円1.69倍
1ヶ月30日分−8,700円7.25倍
3ヶ月90日分−26,100円21.75倍

1週間の保有でスワップがスプレッドを上回り、1ヶ月では7倍以上になります。中長期のトレードでは、スプレッドの狭さよりスワップの負担のほうが損益に効くという関係です。

上表の290円は計算方法を示すための仮定値です。実際の金額は通貨ペアと金利環境によって変動します。最新のスワップポイントは会員ページ、またはMT4・MT5の「仕様」画面でご確認ください。

スワップフリー口座との損益分岐

スワップフリー口座はスプレッドが0.2pips広い代わりに、スワップが一切発生しません。スプレッド差0.2pipsはUSD/JPY 1ロットで200円なので、これを1日あたりのマイナススワップで割れば損益分岐日数が出ます。

損益分岐日数 = 200円 ÷ 1日あたりのマイナススワップ

この日数を超えて保有するなら、スワップフリー口座のほうが低コストになります。下回るならスタンダード口座が有利です。

1日あたりのマイナススワップ損益分岐日数判断
50円4.0日5日以上の保有ならスワップフリー
80円2.5日3日以上の保有ならスワップフリー
100円2.0日3日以上の保有ならスワップフリー
200円1.0日2日以上の保有ならスワップフリー
300円0.67日1日でも持ち越すならスワップフリー

マイナススワップが大きい銘柄ほど、損益分岐は短くなります。水曜の3倍計上をまたぐ場合はさらに短縮されるため、上表は保守的な目安とお考えください。

スワップフリー口座ではプラススワップも発生しません。高金利通貨の買い持ちでスワップ益を狙う戦略には向かないため、その場合はスタンダード口座をご利用ください。

スワップポイントの確認方法

スワップポイントは日々変動するため、当ページに固定の数値を掲載していません。取引前にMT4・MT5でご確認ください。

気配値表示から銘柄を右クリックする

MT4・MT5の「気配値表示」ウィンドウで、確認したい銘柄を右クリックし「仕様」(Specification)を選択します。

スワップの買い・売りを確認する

「スワップ ロング」が買いポジション、「スワップ ショート」が売りポジションに適用される値です。あわせて3倍計上日(スワップ3倍days)も表示されます。

計上された金額は口座履歴で確認する

実際に計上された金額は「口座履歴」タブの各ポジションの「スワップ」列に表示されます。決済時の損益はスプレッド・スワップ・取引手数料をすべて反映した金額です。

MT4・MT5の表示意味
スワップ ロング買いポジションに適用される1日あたりの値
スワップ ショート売りポジションに適用される1日あたりの値
スワップ計算方式ポイント/通貨/利率のいずれか
スワップ3倍days3日分が計上される曜日

「スワップ計算方式」がポイント表示の場合、表示値は口座の基準通貨ではなくポイント単位です。実際の金額に換算するには、1ポイントあたりの価値を乗じる必要があります。決済後の実額は口座履歴でご確認いただくのが確実です。

スワップ狙いの戦略と、その落とし穴

高金利通貨を買い持ちしてプラススワップを積み上げる手法は、レバレッジをかけられる海外FXでは特に収益性が高く見えます。しかし3つの前提が崩れると一気に損失へ転じます。

為替差損が上回る

高金利通貨は下落しやすい傾向があります。1日290円のスワップを1ヶ月積み上げても8,700円ですが、これは1ロットでわずか8.7pipsの値動きに相当します。数日の下落で消えます。

金利が変わる

スワップポイントは政策金利の変更で増減し、プラスからマイナスへ転じることもあります。建てた時点の水準が継続する保証はありません。

ロスカットされる

スワップ狙いは長期保有が前提のため、証拠金維持率に余裕がなければ途中でロスカットされます。積み上げたスワップより含み損のほうが大きくなれば、通算では損失です。

スワップ収益を狙う場合は、レバレッジを抑えて実効レバレッジを一桁台に保ち、ロスカットまでの値幅を十分に確保することが前提になります。ロスカットとレバレッジのページで、保有ロット数から逆算してご確認ください。

よくあるご質問

スワップポイントが3日分ついていました

水曜のロールオーバーをまたいで保有された場合、土日分を含む3日分がまとめて計上されます。為替の決済が2営業日後に行われる慣行によるものです。銘柄によっては金曜が3倍計上日となる場合もあります。

数分しか保有していないのにスワップがつきました

スワップは保有時間の長さではなく、ロールオーバー(日本時間で冬7:00頃・夏6:00頃)をまたいだ回数で計上されます。またいだ時点で1日分が発生するため、保有が数分でも計上されます。

スワップを完全に避ける方法はありますか?

2つあります。ロールオーバー前にすべてのポジションを決済するか、スワップフリー口座を使うかです。スワップフリー口座は全1,350銘柄・保有期間無制限でスワップが発生せず、代わりにスプレッドが0.2pips広くなります。

ゴールドや株価指数にもスワップはつきますか?

つきます。全1,350銘柄が対象です。通貨ペア以外では金利差ではなく、ポジションの保有にかかる資金調達コストとして計上されます。ゴールドは通貨ペアよりマイナススワップが大きくなりやすい銘柄です。

スワップポイントは変わりますか?

変わります。各国の政策金利の変更、市場金利の変動、四半期末や年末の資金需給によって日々変動します。プラスだったスワップがマイナスに転じることもあります。建玉前にMT4・MT5の「仕様」画面で最新の値をご確認ください。

スワップだけで利益を出せますか?

理論上は可能ですが、為替差損・金利変更・ロスカットの3つのリスクがあります。1日290円のスワップを1ヶ月積み上げても8,700円で、これは1ロットで8.7pipsの値動きに相当する金額です。数日の逆行で消える規模であることをご理解ください。当社は特定の戦略を推奨する立場にありません。

両建てすればスワップを相殺できますか?

買いと売りのスワップは同額ではないため、完全には相殺されません。多くの銘柄では買いと売りの両方でマイナスになるか、差し引きでマイナスが残ります。スワップの回避が目的であればスワップフリー口座をご利用ください。なお複数口座間での両建ては規約により禁止しています。

スワップを発生させない選択肢もあります

スワップフリー口座は最小入金50USD、ボーナス対象、保有期間無制限です。口座開設は最短3分・無料で、本人確認まで完了すると口座開設ボーナス30USDが付与されます。

【リスク警告】CFDおよびレバレッジ取引は高いリスクを伴い、投資した資金の全額を失う可能性があります。本ページのスワップポイントの金額は計算方法を示すための仮定値であり、1USD=150円で換算しています。実際の値は金利環境により日々変動し、プラスからマイナスへ転じる場合があります。お取引の前に必ずリスク開示をご確認ください。