注文執行方針

注文執行方針

FXTradingMarkets Ltd.(以下「当社」)が、お客様の注文をどのように受け付け、執行するかを定めた方針です。約定の仕組み、価格の提示方法、スリッページの扱いについて記載しています。

1. 目的と適用範囲

本方針は、当社がお客様の注文を執行する際に、お客様にとって最良の結果を得るために講じる措置を定めるものです。当社が提供するすべての商品、すべての口座タイプに適用されます。

お客様が口座開設のお申し込みを完了された時点で、本方針に同意いただいたものとみなします。

2. 執行方式

当社はNDD(No Dealing Desk)方式を採用しています。お客様の注文にディーラーが介入して価格を操作することはなく、複数の流動性提供者から配信される価格にもとづいて執行します。

項目内容
執行方式NDD方式(STP/ECN)
ディーラーの介入なし
リクオート行いません
約定拒否行いません(第7条の例外を除く)
当社の収益源スプレッドおよび取引手数料のみ

当社の収益はスプレッドと取引手数料に限られるため、お客様の損失が当社の利益となる構造にはなっていません。この点が、注文の執行において利益相反が生じない根拠です。

3. 最良執行のために考慮する要素

注文を執行するにあたり、以下の要素を総合的に考慮します。

要素優先度内容
価格高複数の流動性提供者から最も有利な価格を選択
執行の確実性高注文が確実に約定するかどうか
執行速度高注文の受付から約定までの所要時間
コスト中スプレッドおよび取引手数料
注文の規模中大口注文における市場への影響
決済の確実性中取引の最終的な完了

通常の取引環境においては、価格と執行速度を最優先します。ただし市場の流動性が著しく低下している場合、確実に約定させることを優先する場合があります。

4. 価格の提示

当社が提示する価格は、複数の流動性提供者から受信した気配値にもとづいて生成されます。提示価格には当社のスプレッドが含まれる場合があります(口座タイプにより異なります)。

スプレッドは固定制ではなく変動制です。市場の流動性、時間帯、経済指標の発表状況により拡大・縮小します。当社のウェブサイトに記載しているスプレッドは、通常の市場環境における最小値です。

参照価格に明らかな誤りがあった場合(誤配信、システム障害等)、当社は当該価格による取引を無効とし、取消または訂正を行うことがあります。

5. 注文の種類と執行

注文の種類執行の条件
成行注文発注時点で入手可能な価格で執行します。スリッページが発生する場合があります
指値注文(Limit)指定価格またはそれより有利な価格に到達した時点で執行します
逆指値注文(Stop)指定価格に到達した時点で成行注文として執行します。スリッページが発生する場合があります
ストップリミット注文逆指値の条件成立後、指値注文として発注されます
決済逆指値(S/L)逆指値注文と同様に執行します
決済指値(T/P)指値注文と同様に執行します

逆指値注文および決済逆指値は、指定した価格での約定を保証するものではありません。価格が飛んだ場合、指定価格より不利な価格で約定します。

6. スリッページ

注文の受付から執行までのわずかな時間に市場価格が変動した場合、発注時に表示されていた価格と異なる価格で約定します。これをスリッページといいます。

スリッページは、お客様に不利な方向にも有利な方向にも発生します。当社は一方向のみにスリッページを適用することはありません。

スリッページが発生しやすい状況は以下のとおりです。

  • 重要な経済指標の発表直後
  • 市場の開始直後および終了間際
  • 週明けの窓開け時
  • 地政学的な事象の発生時
  • 流動性の低い銘柄または時間帯

7. 注文を執行できない場合

以下の場合、注文を受け付けない、または執行できないことがあります。

  • 証拠金が不足している場合
  • 対象銘柄の取引時間外である場合
  • 最小・最大取引数量の範囲を超えている場合
  • 流動性提供者から価格が配信されていない場合
  • システム障害またはメンテナンス中の場合
  • 口座が凍結または制限されている場合

これらは市場環境や口座の状態にもとづく制約であり、お客様の損益を理由として執行を拒否することはありません。

8. ロスカットの執行

証拠金維持率が定められた水準を下回った場合、保有ポジションを自動的に決済します。複数のポジションを保有している場合、含み損の大きいものから順に決済し、維持率が基準を上回った時点で執行を停止します。

ロスカットは成行注文として執行されるため、スリッページが発生します。急激な価格変動時には、基準水準を大きく下回る価格で約定する場合があります。詳細はロスカットおよびリスク開示をご確認ください。

9. 流動性提供者の選定と監視

当社は複数の流動性提供者と接続しています。選定にあたっては、提示価格の競争力、約定の安定性、財務健全性、および規制上の適格性を評価しています。

接続後も定期的に執行品質を監視し、基準を満たさない提供者については接続の見直しを行います。

10. 本方針の見直し

本方針は年1回以上見直しを行うほか、執行体制に重大な変更が生じた場合にも改定します。改定後の内容は、当ページに掲載された時点から適用されます。