証拠金|必要証拠金の計算方法と商品別の早見表
必要証拠金は「ポジション総額 ÷ レバレッジ」で決まります。USD/JPYを1ロット保有する場合、レバレッジ1,000倍なら100USD(約15,000円)です。ただし商品によってロットの単位が異なるため、計算式も変わります。このページでは8つの商品カテゴリーすべての計算方法を示します。
USD/JPY 1ロット
100 USD
最小取引数量
0.01ロット
ボーナスの算入
あり
両建ての追加証拠金
なし
まず4つの用語を区別してください
証拠金には似た名前の用語が4つあり、MT4・MT5の画面下部にすべて表示されています。混同するとロスカットの判断を誤ります。
| 用語 | 意味 | 計算 | 何に使うか |
|---|---|---|---|
| 必要証拠金 | ポジションの維持に拘束される額 | ポジション総額 ÷ レバレッジ | 発注できるかの判定 |
| 有効証拠金 | いま口座にある実質的な資金 | 残高+ボーナス+含み損益 | 維持率の分子 |
| 余剰証拠金 | 新規建てに使える余力 | 有効証拠金 − 必要証拠金 | 追加でいくら建てられるか |
| 証拠金維持率 | ロスカット判定に使う唯一の数字 | 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100 | ロスカットまでの距離 |
「発注できるか」と「ロスカットされないか」は別の判定です
新規に注文を出せるかどうかは余剰証拠金で判定されます。一方、保有中のポジションが強制決済されるかどうかは証拠金維持率で判定されます。「発注できた=安全」ではありません。
自己資金500USDでUSD/JPYを5ロット建てる場合、必要証拠金は500USDちょうどなので発注自体は可能です。しかしその瞬間の証拠金維持率は100%となり、わずか12pipsの逆行でロスカットされます。
必要証拠金の計算式
必要証拠金 = ポジション総額 ÷ レバレッジ
難しいのは「ポジション総額」の求め方が商品ごとに違う点です。1ロットが何を意味するか(通貨数量なのか、オンス数なのか、株数なのか)が商品によって異なるためです。
| 商品 | 1ロットの単位 | ポジション総額の求め方 | 最大レバレッジ |
|---|---|---|---|
| FX通貨ペア | 10万通貨 | 100,000 × 基軸通貨のUSDレート | 1,000倍 |
| ゴールド | 100オンス | 100 × 金価格(USD/オンス) | 500倍 |
| 貴金属 | 銘柄により異なる | 契約サイズ × 価格 | 200倍 |
| 株価指数 | 指数値 × 1 USD | 指数値 × 契約サイズ | 200倍 |
| エネルギー | 銘柄により異なる | 契約サイズ × 価格 | 100倍 |
| コモディティ | 銘柄により異なる | 契約サイズ × 価格 | 100倍 |
| 仮想通貨 | 1コイン | 1 × コイン価格 | 50倍 |
| 株式CFD | 100株 | 100 × 株価 | 20倍 |
商品別の計算例
いずれも1ロットを最大レバレッジで保有した場合の必要証拠金です。価格は計算例を示すための仮定値であり、実際の必要証拠金はその時点の価格により変動します。
| 銘柄(仮定価格) | ポジション総額 | レバレッジ | 必要証拠金 | 円換算 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 100,000 USD | 1,000倍 | 100 USD | 15,000円 |
| EUR/USD(1.10) | 110,000 USD | 1,000倍 | 110 USD | 16,500円 |
| XAUUSD(2,500 USD/oz) | 250,000 USD | 500倍 | 500 USD | 75,000円 |
| US30(指数40,000) | 40,000 USD | 200倍 | 200 USD | 30,000円 |
| BTC/USD(100,000 USD) | 100,000 USD | 50倍 | 2,000 USD | 300,000円 |
| 株式CFD(株価200 USD) | 20,000 USD | 20倍 | 1,000 USD | 150,000円 |
同じ「1ロット」でも、必要証拠金は100USDから2,000USDまで20倍の開きがあります。FXの感覚のまま仮想通貨や株式CFDを建てると、想定を大きく超える証拠金が拘束されます。
円換算はすべて1USD=150円で計算しています。MT4・MT5では発注前に「気配値表示」→ 銘柄を右クリック →「仕様」で、その銘柄の契約サイズと証拠金率を確認できます。発注画面でロット数を入力すると必要証拠金が自動表示されるため、実際にはこちらで確認するのが確実です。
FX通貨ペアの計算でつまずく点
ポジション総額は「基軸通貨」で決まります
通貨ペアの左側が基軸通貨です。USD/JPYなら基軸はUSD、EUR/USDなら基軸はEURになります。1ロット=基軸通貨10万通貨と考えてください。
- USD/JPY― 基軸がUSDなので、そのまま100,000 USD。レートに関係なく必要証拠金は一定です
- EUR/USD― 基軸がEURなので、100,000 EUR をUSDに換算します。EURUSDが1.10なら110,000 USD相当です
- GBP/JPY― 基軸がGBPなので、100,000 GBP をUSDに換算します
USD/JPYの必要証拠金だけが為替レートの影響を受けないのは、基軸通貨が口座の基準通貨(USD建ての場合)と同じだからです。それ以外のペアでは、基軸通貨が上昇すると必要証拠金も増えます。
1pipsあたりの損益も銘柄で異なります
| 銘柄 | 1pipsの定義 | 1ロットの1pips | 円換算 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY | 0.01円 | 1,000円 | 1,000円 |
| EUR/USD | 0.0001 USD | 10 USD | 1,500円 |
| GBP/JPY | 0.01円 | 1,000円 | 1,000円 |
クロス円は1pips=1,000円で固定、ドルストレート(対USDのペア)は1pips=10USDで、円換算するとドル円レート次第で変動します。同じ1ロットでも、EUR/USDのほうが1pipsあたりの円建て損益が5割大きいことになります。
ボーナスは証拠金として機能します
当社のボーナスはクッション機能付きのため、有効証拠金に算入されます。証拠金維持率の分子が増えるため、同じ自己資金でもロスカットまでの距離が広がります。
| 項目 | 自己資金500USDのみ | 自己資金500+ボーナス500USD |
|---|---|---|
| 有効証拠金 | 500 USD | 1,000 USD |
| 必要証拠金(USD/JPY 1ロット) | 100 USD | 100 USD |
| 余剰証拠金 | 400 USD | 900 USD |
| 当初の証拠金維持率 | 500% | 1,000% |
| ロスカットまでの値幅 | 72 pips | 147 pips |
ボーナス自体を出金することはできませんが、証拠金としての機能は自己資金とまったく同じです。ロスカットまでの距離は72pipsから147pipsへ、約2.04倍に広がります。
出金するとボーナスは比例して消滅します
出金または他口座への資金移動を行うと、出金額の割合に応じてボーナスが減額されます。ポジションを保有したまま出金すると、有効証拠金がボーナスの減少分だけ目減りし、相場が動いていなくても証拠金維持率が下がります。出金はポジションを決済してから行ってください。
RAW口座はボーナスの対象外です。RAW口座で取引される場合、有効証拠金は自己資金のみとなるため、同じロット数でもロスカットまでの距離が短くなります。
両建て時の証拠金
同一口座内で同一銘柄の買いと売りを同時に保有する場合、追加の必要証拠金は発生しません。買いと売りのうち多いほうのロット数に対してのみ証拠金が計上されます。
| 保有状況 | 必要証拠金の計上 |
|---|---|
| 買い1ロットのみ | 1ロット分 |
| 買い1ロット+売り1ロット | 1ロット分(増えません) |
| 買い3ロット+売り1ロット | 3ロット分 |
| 買い1ロット+売り3ロット | 3ロット分 |
| 異なる銘柄の買いと売り | それぞれ合算されます |
ただし両建てはコストの面で不利です。買いと売りの両方でスプレッドを支払うため、1ロットの両建てでは往復2回分のコストが発生します。またスワップフリー口座以外では、マイナススワップが両方向で発生する可能性があります。
異なる口座間での両建て、および複数名義での協調的な両建ては規約により禁止しています。ゼロカットを意図的に利用する目的の両建ても同様です。
証拠金が足りず発注できない場合
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| 余剰証拠金が必要証拠金に足りない | ロット数を減らす、または追加入金する |
| 口座のレバレッジ設定が低い | 会員ページでレバレッジを引き上げる(ポジション保有中は不可) |
| 商品別の上限に抵触している | 仮想通貨50倍、株式CFD20倍など商品ごとの上限をご確認ください |
| 残高が段階制のしきい値を超えた | 残高20,001USD以上は500倍、50,001USD以上は200倍が上限です |
| 含み損で有効証拠金が減っている | 既存ポジションの一部を決済する |
| 最大保有ロット数の超過 | 1口座50ロット(プロ口座は100ロット)。口座を分けてください |
口座は最大8つまで無料で保有でき、口座間の資金移動は即時・無料です。ロット数の上限に達する場合や、戦略ごとに証拠金を分離したい場合は、口座を分ける運用が有効です。
よくあるご質問
必要証拠金はどこで確認できますか?
MT4・MT5の発注画面でロット数を入力すると自動で表示されます。また「気配値表示」で銘柄を右クリックし「仕様」を開くと、契約サイズと証拠金率を確認できます。
発注できたのにすぐロスカットされました
発注の可否は余剰証拠金で、ロスカットは証拠金維持率で判定されるためです。必要証拠金ぎりぎりで建てると維持率が100%前後となり、わずかな逆行でロスカット水準の20%に到達します。自己資金500USDでUSD/JPYを5ロット建てた場合、ロスカットまでは12pipsしかありません。
ボーナスも証拠金として使えますか?
使えます。当社のボーナスはクッション機能付きで有効証拠金に算入されるため、必要証拠金を満たす計算にも、証拠金維持率の計算にも反映されます。ただし出金することはできず、出金や資金移動を行うと比例して消滅します。
両建てすると証拠金は2倍必要ですか?
必要ありません。同一口座・同一銘柄の両建てでは、買いと売りのうち多いほうのロット数に対してのみ計上されます。ただしスプレッドは両方向で発生するため、コスト面では不利になります。
EUR/USDの必要証拠金がUSD/JPYより多いのはなぜですか?
基軸通貨が異なるためです。USD/JPYは1ロット=100,000 USDで固定ですが、EUR/USDは1ロット=100,000 EURをUSDに換算するため、EURUSDが1.10なら110,000 USD相当となります。基軸通貨が上昇すると必要証拠金も増えます。
仮想通貨の必要証拠金が高いのはなぜですか?
最大レバレッジが50倍に設定されているためです。値動きが大きい商品ほどレバレッジを低く設定し、必要証拠金を確保することでロスカットが機能しやすくしています。株式CFDの20倍も同じ考え方です。
証拠金維持率はいくつを目安にすべきですか?
当社の基準はマージンコール50%、ロスカット20%ですが、これは最後の安全装置です。ご自身の目安をより手前(たとえば200%)に置き、下回った時点で一部決済する運用にしておくと、判断が感情に左右されません。
0.01ロットから取引を始める
最小取引数量は0.01ロット。レバレッジ1,000倍なら必要証拠金は1USD(150円)です。口座開設は最短3分・無料で、本人確認まで完了すると口座開設ボーナス30USDが付与されます。
【リスク警告】CFDおよびレバレッジ取引は高いリスクを伴い、投資した資金の全額を失う可能性があります。本ページの計算例に用いた価格は計算方法を示すための仮定値であり、1USD=150円で換算しています。実際の必要証拠金はその時点の価格および為替レートにより変動します。お取引の前に必ずリスク開示をご確認ください。
